FXでは、入金額を増やしたり、ロットを抑えることでロスカットのリスクを減らすことはできますが、それでも必ず勝てるわけではありません。
しかし、やり方を工夫することでロスカットされるリスクを限りなくゼロに近づけることができます。
ロスカットされるリスクを限りなくゼロにする方法
トレンドやエントリーポイントは気にする必要はありません。
注意するポイントは次の調整だけです。
ロスカットを避けるには「入金額」と「ロット数」の調整だけでOK
この記事では、取引為替ペアは【USD/JPY】で、1ドル=150.000円とします。
値動きが起こる仕組みとしては、ドルの価値が上がるまたは円の価値が下がると値段はあがり、ドルの価値が下がるまたは円の価値が上がると値段は下がります。
・ドルの価値が上がるまたは円の価値が下がる(↑1ドル=151.000円)
・ドルの価値が下がるまたは円の価値が上がる(↓1ドル=149.000円)
そこで注目したいのは、アメリカ(米ドル通貨)という国で基軸通貨が「ドル」、日本の基軸通貨が「円」である限り、1ドル=0円になることはありません。
1ドル=0円は、米ドル通貨の価値がなくなったとき、または円の価値がなくなったときになります。
アメリカと日本のどちらかが国として、消滅でもしない限り通貨の価値がなくなることはありません。
つまり、1ドル=0円になるまでの証拠金を口座内に入れておけば、理論上はロスカットされるリスクを回避できます。
※実際にはFX業者ごとにロスカット水準(証拠金維持率)が設定されているため、完全にロスカットを回避するには、その基準も考慮したうえでの資金管理が必要です。
ロスカットされないための自己資産の計算方法
1ドル=150円とした場合、1ドル=0円まで耐えられる証拠金は下記の通りです。
100,000通貨×150.000円=15,000,000円/1ロット
1ドル=150円の場合、15,000,000円あれば1ロット取引すると1ドル=0円になるまで耐えることができドルと円の価値がなくならない限りロスカットすることはありません。
円の過去最高値(トレーディングビューより)である1ドル=76.565円までは
100,000通貨×(150.000円ー76.565円)=7,343,500円
上記より、1ドル150円の場合、1ドル=76,565円まで7,343,500円あれば耐えられます。
▼1ドル150円の場合「0円」までの耐え早見表(参考)
横スクロールできます>>
ロット数 | 必要資金 |
---|---|
1ロット | 15,000,000円 |
0.01ロット | 150,000円 |
0.1ロット | 1,500,000円 |
2ロット | 30,000,000円 |
5ロット | 75,000,000円 |
ロスカットされない方法を利用しつつ利益を得る方法
為替通貨ペアをトレードしたときに、スワップポイントというものがあります。
高金利の国の通貨を買うと、スワップポイントと呼ばれる収益がポジションを決済するまで毎日得られることになります。(逆に、低金利の国の通貨を買って高金利の国の通貨を売る場合は、金利差分のスワップポイントの支払いが発生します)
この仕組みを活用することで、ポジションを保有している間、毎日スワップ収益を得ることが可能になります。
なお、スワップポイントは各業者毎に設定されています。
(本記事では参考として、買いスワップ(10.05)、売りスワップ(-35.05)とします。)
横スクロールできます>>
買スワップ | 売スワップ |
---|---|
10.05 | -35.05 |
買スワップ(買いポジションを保有)
100,000×0.001×1ロット×10.05=1,005円/日
売スワップ(売りスワップを保有)
100,000×0.001×1ロット×-35.05=-3,505円/日
※スワップポイントは日々変動するため、実際の金額はご利用のFX業者でご確認ください。
仮に100ロットを買ポジションを保持しているだけで、105,000円/日の収入を得ることができます。
ただし、各国の金利が変動すれば、スワップポイントが変わることを頭に入れておく必要があります。
※スワップフリーとなっている業者はスワップポイントを受け取ることができませんので、確認しておきましょう。
▼XMのスワップポイントについての詳細はコチラ
まとめ
今回紹介した運用法は、取引通貨ペアを構成する2国(本記事では米ドルと日本円)が存続し続ける限り、
理論上はロスカットのリスクをほぼゼロに抑えることが可能です。
メリットはロスカットをされないことに加えて、スワップポイントを安定して稼げる(+スワップであれば)という点です。
デメリットもあり、大きな含み損状態になれば、ロスカットは起こらずとも長い期間資産を拘束されます。(スワップポイントはきちんと貰える)
基本的には、全てのFX業者でスワップポイントがもらうことができますので、スワップポイントをメインに取引を行っていく場合は、スワップポイントが高いところで取引をすることで多くの報酬を獲得することができます。
※将来の各国の金利がどうなるか分かりませんので、今現在プラススワップでも数年後にはマイナススワップになっている可能性も視野に入れておかなければなりません。
この記事の内容を実践したことがある方や、長期スワップ運用をしたことがある方は、ぜひご利用中のFX業者について口コミを投稿してみてください!
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