高いレバレッジをかけて取引を行うにあたって、むやみやたらに取引しても勝率(利益)を上げ続けることは非常に困難です。
そこで、高いレバレッジ取引にも対応できる非常に実用性のある『水平ライン』の引き方や使い方について解説していきます。
また、低いレバレッジでリスクの低い取引を行う場合でも利用できます。
※筆者は5万20ロットでUSD/JPY取引を行っていますが、それでも通用する実用性のある手法となります。
水平ラインとは
水平ラインとは、チャートが反発しそう、または、ここを抜けたら一気にチャートが動きそうなところ(重要になりえるライン)を予め予測して、そのレート(値段)に水平にラインを引いたものをいいます。
では「チャートが反発しそう、または、ここを抜けたら一気にチャートが動きそうなところ」はどのようなものなのか。
それは「何回も反発が行われているレート」のことを指します。

水平ラインを作成する目的
水平ラインとはエントリーするための「目安作り」のために作成します。
主にロットを高くして取引していると、0.1pipsのエントリーのズレが命取りになりえます。
ほんの一握りの人は、感覚だけで取引しても利益を出せるかもしれませんが、一般的にはエントリーの目安が何もない状態でエントリーしてもまず勝てないです。
では、勝つためにどうやってエントリーの目安を決めるのか?
そこで「水平ライン」の出番となります。
水平ライントレードを利用(採用)するメリットは以下の通りです。
最初は覚えるために水平ラインを実際に引いて、エントリーのポイントを探すことになると思います。
実際に取引を積み重ねて慣れることで水平ラインを実際に引かずとも、目視で水平ラインを見つけれるようになりますので、最終的には「手間いらずの手法」となります。
さらに、シンプルな手法のため様々なテクニカルとも相性がよく、テクニカルを加えることでより勝率をあげれることが期待できます。(例えば、水平ライン+ダブルトップなどの組合わせ等)
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水平ラインの引き方
水平ラインの引き方としては、同じラインで2回以上反発が行われているレートに「水平」にラインを引くだけです。

注意点としては、1分足で2回連続で反発があった場合でも、それだけでは水平ラインでは言い難いです。
水平ラインは「他のトレーダーが見ても意識されていると考えられるレート」にラインを引くことがポイントです。
つまり、1分足の2連続反発だけでは、誰も意識されているラインと認識しないためそれは水平ラインとして機能しません。

少額ハイレバレッジでエントリーするときの注意点
少額ハイレバレッジで取引するときは、水平ラインを見つけた後も、エントリーポイントに注意しなければなりません。
今回は、下記の画像の通り水平ラインを見つけたとします。

少額ハイレバレッジでエントリーする場合は、限りなく水平ライン付近(146.745~146.760)でエントリーをしなければロスカットされる可能性があります。

上記画像の空間ではエントリーすると口座内資金とロットによっては強制ロスカットされます。

しっかりと引き付けて水平ライン(赤枠内ゾーン)でエントリーすることが大切です。
ラインの引きすぎに注意
短い時間足では、作ろうと思えば水平ラインを何個も作成できますが、全てのレートに水平ラインを引くのではなく、他トレーダーが見ても意識する人が多そう(自分目線は✕)と思うレートにのみ引くように心掛けましょう。
ラインを引きすぎると、チャートが見えづらくなる原因になります。
水平ラインの発生しやすいポイント・見つけ方
レンジ相場の上限・下限のライン
見つけやすい水平ラインの1つとして、レンジ相場の上限と下限のラインが当てはまります。
最初は欲張らずにエントリーポイントをレンジ相場(水平ライン)の上限のみ、または、下限のみのどちらか片方に絞ってエントリーをしていくことをおすすめします。

2回以上反発が行われているレート

過去に反発が行われている箇所に水平線を結びます。
長期の時間足になるほど、有効性(水平ラインでアクションが起こる確率)が高まる傾向があります。
ただし、この水平ラインはいつまでも効力があるというわけではなく、あまりにも昔過ぎると誰も意識していない可能性があります。
目安としてチャートを最大限縮小したときに、映らないくらいの古いチャートの水平ラインは、現在のチャートに効力はないと判断して構いません。
1回のみの反発でも明らかに皆が意識しそうなレート

長期足(画像は週足)で急反発しているチャートがあった場合にも、水平ラインを活用できます。
理由としては、単純に目立つため多数のトレーダーが前回反発したレート(値段)を意識することがあげられます。

①を拡大すると、実際に1円反発をしています。
多数のトレーダーが意識するとどうなるのかというと、既に売ポジションを持っている人は決済(つまり、買直す)を行い、ポジションを持っていない人は、売ポジションが決済されることを予想して買エントリーをする人が増えるため、一時的な反発が起こりやすくなっています。
実際のチャートやトレーディングビューで水平ラインを見つけてみる
①4時間足の場合

2点以上の反発が行われているレートに「水平ライン」を引きます。
この場合は、3回目の赤○で反発狙いのエントリー計画をたてます。
②4時間足の場合

上記の場面では、1回目反発ポイントのラインにてロールリバーサルが発生しています。
よって、ここで水平ラインが意識されているのではないかと予想を立てます。
ただし、1回目のロールリバーサルでエントリーはするのは見逃すことをおすすめします。
理由としては下記の通りです。
この時点では皆が意識しているレートか判断がつかないため
次の反発ポイント(3つ目の〇)については、既に1度反発+ローリバが発生しているところなので、そのレートが意識されていることを読み取ることができます。
よって、ここで上昇に対する反発(売り)が入ることが予想できます。
そのように基本的には2回以上反発が行われているレートでエントリーを行っていきましょう。
1分足の場合

上記の画像は1分足です。
レンジの下限(白の破線)で綺麗に反発しています。
しっかりと、白の破線に引き付けてエントリーを行いましょう。
1時間足の場合

上記の画像は1時間足です。
左からの3つめの白○の後に少し抜けていますが、しっかりとヒゲで戻されており実線は下回っていないため、この水平ラインを引き続きサポートラインとして次の4回目の○でエントリーする計画を立てます。
意識されている水平ラインを見つけることができれば、ラインに合わせてエントリーをするだけです。
水平ラインの見つけ方まとめ
チャートを後から見れば、たくさんの水平ラインを作成することは非常に簡単ですが、実際はリアルタイムで今後の相場を予測しながら作成しなければなりません。
水平ラインの引き方としては、同じラインで2回以上反発が行われているレートに水平にラインを引くことで作成することができます。
慣れないうちはどんどんラインを引いて、感覚を身につけていきましょう。
最終的には、目視で水平ラインを見つけることができるようになります。
少額ハイレバトレーダーになる方は、しっかりと水平ラインまで引き付けてからエントリーをするように心がけましょう。
また、水平ラインは、高い時間足になるほど、チャートの信憑性が上がります。
そして、時間足が短くなるほど「だまし」や「ノイズ」で水平ラインの信憑性が下がることを頭に入れておく必要があります。
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