海外FXでは、取引毎に手数料がかかります。
また、手数料には2つの名目があり、必ず知っておくべき内容となります。
手数料 | 内容 |
---|---|
スプレッド | 各FX業者が設定している買値と売値の差 全口座に設定されているため、必ず支払うことになる |
取引手数料 | 通貨ペアの取引をするために必要な手数料 (表記例:3.5USD/1lot、400円/1lot) 口座によって設定されており、必ず払うものではない |
各手数料の確認方法
スプレッド
赤枠内の数字がその通貨ペアのスプレッドとなります。
気配値画面で、一目で分かるようになっています。
チャート画面でも、買値と売値の差を見ることでスプレッドを確認することができます。
146.538(買値)-146.526(売値)=0.012(スプレッド)
取引手数料
今回はUSD/JPYの取引手数料を確認していきます。
通貨の諸条件を見ることができます。
下にスクロールします。
この口座のUSD/JPYは「3.5USD/1lot(片道)」の取引手数料となっています。
取引手数料がない場合は表記がない【画像付】
【手数料】の項目がないときは、取引手数料は必要ありません。
手数料に関する注意点
取引手数料が必要な口座とは?
口座名に「ロースプレッド」や「ゼロ」など、明らかにスプレッドが低いのを売りにしてそうな口座名の場合は、取引手数料がかかると思っていいです。
実際に取引手数料が必要かどうかは本記事内「取引手数料」を参考にして確認しましょう。
取引手数料は往復料金に注意する
取引手数料の表記には、いくつか種類があります。
1USD/片道(lot) | 1USD×2=2USD(300円) |
1USD/往復(lot) | 1USD×1=1USD(150円) |
100円/片道(lot) | 100×2=200円 |
100円/往復(lot) | 100×1=100円 |
取引手数料における「片道」は、エントリー時に1USD(100円)、決済時に1USD(100円)となり、最終的に必要な取引手数料は往復分なので2USD(200円)となります。
取引手数料における「往復」は、エントリー時と決済時に合わせて1USD(100円)となります。
注意する必要があるのが、下記の表記です。
1USD/lot | 「片道」または「往復」の場合がある |
100円/lot | 「片道」または「往復」の場合がある |
1lot取引に1USD(100円)かかることは分かりますが、これが「片道」または「往復」か記載がないため、判断がつかない場合があります。
この場合どうしても「片道」か「往復」か知りたい場合は、0.01lotで一度取引を行い、試すしか確認方法はありません。
スプレッド及び取引手数料にかかる手数料は基本的に経費にすることができない
取引をする際に、エントリーした時点で、スプレッド及び取引手数料が自分の証拠金から差し引かれることになります。決済を行うときも、スプレッド及び取引手数料を踏まえた利益または損失で決済することになり、これらの流れを踏まえて1回のトレードとみなされます。
エントリー(スプレッド及び取引手数料を加味)~決済(スプレッド及び取引手数料を加味)=利益・損失(1回のトレード)
つまり、スプレッド及び取引手数料は、取引の一部であるとみなされるため、経費扱いになることが考えづらいものとなります。
「エントリー~決済」までの間ではなく、「エントリー~決済{+スプレッド及び取引手数料}」のように取引が完結した後に別途かかる手数料であれば経費にできるかもしれません。
詳細は税理士に確認ください。
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