サポート面や税金面を含んだ国内FXと海外FXの違いを10項目で比較!

国内FXと海外FXでは条件が大きく異なります。
10つの項目に焦点を当て、それぞれを「○、△、✕」で評価をしていきます。

個人的な評価となりますので、参考にしていただければと思います。

国内FXと海外FXを10つの項目で比較してみる

比較項目国内FX海外FX
①取引難易度
②少額からの一発逆転要素
③取引条件少額トレーダー:✕
(資産家:○)
少額トレーダー:○
(資産家:○)
④スマホアプリの使いやすさ
⑤参入しやすさ
⑥ボーナス
⑦取引通貨ペア数
⑧税制度
⑨安全性
⑩日本語サポート・問い合わせ
※筆者の個人的な見解です。

①取引難易度

国内FX(評価:○)

FXはスプレッドが安いほど、業者に支払う額が少なくなるためトレーダー有利となります。
反対にスプレッドが高いほど、業者に支払う額が多くなるためトレーダー不利となります。

その点、国内FXはスプレッドが狭く、通貨ペアによってはスプレッド「0」もあります。
つまり、エントリーしたレートよりほんの少しでも値上がりがあれば利益が発生します。

ただし、証拠金維持率が100%の業者が多いため、自己資産損失のリスクを減らすために自己資金を中途半端に入金した場合、すぐに自動ロスカットが発動し、損切貧乏になる可能性があります。

海外FX(評価:△)

海外FXはスプレッドが国内に比べると広く、トレーダーが不利となっています。

ロットを下げることや海外FX特有のボーナス・キャンペーン等を利用することで、海外FXの広いスプレッドはカバーすることができるため、難易度調整は比較的容易にできます。

ただし、利益を大きく稼ぐには所持金にレバレッジをかけて、ロットを大きくするため、難易度は高くなります。

②少額からの一発逆転要素

国内FX(評価:✕)

国内FXで少額から一発逆転できる要素はありません。
理由はレバレッジが最大25倍と低いため、奇跡の1撃が発生することはないです。

海外FX(評価:○)

海外FXでは少額(数万円~)×{超ハイレバレッジ取引+豪運+頭のネジが外れたとき}が嚙み合ったとき、いつの間にか「億り人」になれます。

最も「送り人」に近づきやすい業者(Exness↓)

③取引条件

国内FX(少額トレーダー[数千万以下]:✕、資産家[数千万~]:○)

国内FXはスプレッドが狭いことが唯一の取り柄ではあります。

しかし、少額トレーダー(数千万以下)にとってはレバレッジが25倍と低すぎること+追証(借金)になる可能性があるという2つのデメリットが、メリットのスプレッドが狭いことを上回ります。

ちなみに、資産(少なくとも1千万以上)がそれなりあってレバレッジ25倍での利益に満足できる人は国内FXのデメリットは追証の可能性だけとなります。

追証はSL(損切)をしっかり入れていれば、基本的になることはありませんので、気にしなくていいデメリットでもあります。(スイスフランショック並みの値動きがきたら諦めてください)

国内FX(少額トレーダー[数千万以下]:○、資産家[数千万~]:○)

海外FXはスプレッドは広いですが、レバレッジが1000~21億倍(業者により異なる)と少額から稼いでくださいと言わんばかりの取引条件となっています。

さらに、高いレバレッジを利用して取引をするため、自己資産以上の損失がしばしば発生しますが「ゼロカットシステム」により自己資産以上の損失はFX業者が負担するようになっています。

基本的に取引口座内の資産が多くなるほど最大レバレッジは低くなりますが、それでも国内FXよりレバレッジが高く設定されているため、資産が増えるスピードは海外の方が早くなります。

④スマホアプリの使いやすさ

国内FX(評価:○)海外FX(評価:○)

使う業者により異なります。
基本はよく使用することになる{自分の口座間資金移動・出金・入金}が使いやすいことを前提に+α(自分好みの便利な機能や良質なデザイン)があるとより良いでしょう。

  • 国内:GMOクリック証券
  • 海外:Exness

筆者的には上記のスマホアプリは使いやすいと感じました。

⑤参入しやすさ

国内FX(評価:△)海外FX(評価:○)

国内FX①国内FX②海外FX
条件1:10,000通貨
条件2:レバレッジ25倍
条件3:USD/JPY=150円
条件1:100,000通貨
条件2:レバレッジ25倍
条件3:USD/JPY=150円
条件1:100,000通貨
条件2:レバレッジ1,000倍
条件3:USD/JPY=150円
10,000×150=1,500,000円/1ロット
1,500,000÷25倍=60,000円/1ロット
100,000×150=15,000,000円/1ロット
15,000,000÷25倍=600,000円/1ロット
100,000×150=15,000,000円/1ロット
15,000,000÷1,000倍=15,000円/1ロット
0.001の値動:±10円(10,000×0.001)0.001の値動:±100円(100,000×0.001)0.001の値動:±100円(100,000×0.001)
スプレッドは未考慮

※口座によって一部例外があるかもしれませんが、基本的に国内FX=10,000通貨/1ロット、海外FX=100,000通貨/1ロットが一般的な基準となっています。

国内・海外共に100,000通貨/1ロットとした場合、国内FX{レバレッジ25倍}は最低でも600,000円/1ロット必要なのに対して海外FX{レバレッジ1,000倍}は15,000円/1ロットで取引できます。

ロットは0.01ロットまで調整することができますので、
国内FXでは600円/0.01ロット、海外FXでは150円/0.01ロットで取引をすることができます。

ちなみに、Exness(海外FX業者)では7円あれば取引することもできます。

⑥ボーナス

国内FX(評価:✕)

国内FXには、一部の業者には口座開設ボーナスがあります。(全業者期間指定条件付
例として、GMOクリック証券は「新規口座開設+取引で最大55万キャッシュバック」となっていますが、内容は下記の通りで非常に厳しいものとなっています。

80,000万通貨~を3カ月以内に取引で55万ボーナス

GMOは10,000通貨/1ロットなので3カ月を60日(1カ月/20日{平日のみ})とすると

800,000,000通貨÷10,000通貨÷60日=1,333ロット/日

上記の通り、1日当り1,333ロット取引しなければ80,000万通貨を達成できません。
1日1,333ロットは立派なトレーダーレベルの人が行う取引量であり、初心者が行う取引量ではありません。もはや達成させる気はないと感じ取れます。

海外FX(評価:○)

海外FX業者(XM)は、新規口座開設をするだけで取引専用のクレジットボーナスを貰える新規口座開設ボーナス入金した金額に応じて+αでクレジットボーナスを貰える入金ボーナスがあります。

さらに、取引を行う度にポイントが付くロイヤルティプログラムも開催されています。

↓XMのボーナスの詳細はコチラ↓

⑦取引通貨ペア数

国内FX(評価:✕)

↓国内FX口座開設数上位3↓

業者名通貨ペア数
みんなのFXFX通貨ペア:33
外為どっとコムFX通貨ペア:30
GMOクリック証券FX通貨ペア:20

種類は少ないですが、メジャーな通貨ペアの取引はできます。
ただし、GOLDやBTCの取扱いはありません。

海外FX(評価:○)

↓おすすめ海外FX「Exness、XM」↓

通貨名/業者名XMExness(MT5)
(standard)
Exness(MT5)
(pro)
FX通貨ペア559696
貴金属CFD51515
株式CFD1,2709393
株価指数CFD291010
エネルギーCFD833
コモディティCFD8
仮想通貨CFD581011
合計1,433227228

取引商品は海外FXが圧倒的に豊富です。
ボラティリティの高いGOLDビットコイン海外FXではレバレッジをかけて取引できます。

⑧税制度

国内FX(評価:○)

↓国内FXの税率↓

税率
国内FX20.315%
所得税15%+住民税5%+復興特別所得税0.315%

国内FXは「分離課税」のため、利益に20.315%の税金がかかります。
また、損失がでている場合でも確定申告をすることで、今後3年間以内に年次利益が出た場合、税金の相殺をすることができます。

海外FX(評価:△)

↓海外FXの税率↓

課税される所得金額所得税率住民税復興特別所得税税率
1,000円 から 1,949,000円まで5%10%0.105%15.105%
1,950,000円 から 3,299,000円まで10%10%0.21%20.21%
3,300,000円 から 6,949,000円まで20%10%0.42%30.42%
6,950,000円 から 8,999,000円まで23%10%0.483%33.483%
9,000,000円 から 17,999,000円まで33%10%0.693%43.693%
18,000,000円 から 39,999,000円まで40%10%0.84%50.84%
40,000,000円 以上45%10%0.945%55.945%
引用:国税庁 所得税の税率

海外FXは「総合課税」とされており、課税される所得金額は「利子所得、配当所得、不動産所得、事業所得、給与所得、譲渡所得、一時所得、雑所得」を合算した課税所得に税率をかける仕組みになっています。

↓課税される所得金額の算出↓

(年収金額ー給与所得控除)ー(社会保険料控除+基礎控除+{その他10控除})+(海外FXの利益ー海外FXの経費)=○○万(課税される所得金額)

そのため、本業をしている人は

「年収ー給与所得控除ー社会保険料ーその他控除=3,100,000円(課税される所得金額)

を超えた時点で、所得税の申告しなければならない最小利益20万でも、税率30.42%と国内FXよりも高い税率になってしまいます。

しかしそこまで心配することはなく、仮に課税される所得金額が4,001万の場合は「1,000円 から 1,949,000円まで」の所得には税率5%のみ、「1,950,000円 から 3,299,000円まで」の所得には税率10%のみというように、4,001万円全部に45%の税率がかかるのではないので、思ったより税金を払わなくて済むと思います。

1年で数百万稼ぐ程度であれば、それほど国内FXと海外FXの税金の差はそこまでありません
稼ぐ額が数千万クラスになるにつれて、国内FXの税制度(分離課税)が有利となっていくのが目に見えて実感できます。

⑨安全性

国内FX(評価:△)

FX会社は、一般の会社とは異なり、顧客は大切としていますが、顧客第一ではありません。
つまり、ユーザーの利益はFX業者の損失となる都合上、何でも助けてくれるわけではありません。

昨年、国内FX業者OANDAにて、利益の返還を求められたという人が現れ、一時話題になりました。

国内FXでも、FX業者の匙加減1つで、規約違反と謳って出金拒否をされる可能性もあるということです。

海外FX(評価:△)

基本的に国内FXと同じですが、特に無名のマイナー業者は使わないようにしましょう。

出金実績の無い業者は詐欺業者という認識で問題ありません。

大手業者(FX会社設立後5~10年程度以上)であれば、国内FXと安全性に特段差はありません。

⑩日本語サポート・問い合わせ

国内FX(評価:○)

国内サービスですので日本人向けサポートはきちんと行われています。

わからないことは丁寧に答えてくれます。

海外FX(評価:○)

大手海外FX業者では、日本語でのサポートはもちろんのこと、充実したQ&Aやライブチャットの整備など分からないことが解決できるような対策がしっかり施されてるため、初めての人でも安心して利用することができます。(日本語対応していない業者もあり)

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