FXの取引を始めると、必ず出てくるのが「pips(ピップス)」という単位です。
相場の値動きや損益を説明する際によく使われますが、ドル円では1pipsが実際にいくらの損益になるのかが、最初は分かりにくいと感じる人も多いでしょう。
10,000通貨で100円、100,000通貨で1,000円になります。
この記事では、ドル円の1pipsの考え方とあわせて、取引数量やロット数に応じた損益計算の方法を、初心者でも迷わず計算できるように解説していきます。
ドル円の1pipsとは?
ドル円の1pipsは、レートの「少数第2位(0.01円)」の値動きを指します。
| レート | 値動き |
|---|---|
| 150.000から150.010になった場合 | +1pipsの上昇 |
| 150.000から149.990になった場合 | -1pipsの下落 |
| 150.000から151.100になった場合 | +10pipsの上昇 |
| 150.123から150.124になった場合 | +0.1pipsの上昇 |
1pipsの考え方は、国内・海外FXを問わず共通のため、必ず押さえておきましょう。
ドル円の1pipsの損益は?
ドル円の1pipsの損益は、取引数量(通貨数)によって決まります。
計算式は次のとおりです。
取引数量(通貨数)×0.01円=1pipsあたりの損益
FX業者が指定している1ロットあたりの取引数量は、国内FXでは10,000通貨、海外FXでは100,000通貨としている業者が多くなっています。
国内FXの1pipsの損益計算
国内FX業者「みんなのFX」では、1ロット=10,000通貨 です。


この場合、1ロットあたりの1pipsの損益は、次のように計算できます。
10,000通貨×0.01円=100円
海外FXの1pipsの損益計算
海外FX業者「XMTrading」では、1ロット=100,000通貨 です。


この場合、1ロットあたりの1pipsの損益は、次のように計算できます。
100,000通貨×0.01円=1,000円
実際の損益計算例
実際の計算では、ロット数と値幅(獲得pips)を考慮するため、次の計算式を使います。
取引数量(通貨数)×保有ロット×値幅(pips)×0.01円=実際の損益
国内FXでの損益計算
具体例として、次の条件で計算してみましょう。
10,000通貨×5ロット×20pips×0.01円=10,000円
次は、少額取引が可能な業者を想定し、取引数量100通貨、保有ロット7.7ロット、値幅-10pipsの場合を計算してみます。
100通貨×7.7ロット×-10pips×0.01円=-77円
海外FXでの損益計算
海外FXでも、国内FXと計算式はほとんど変わりませんが、具体例として次の条件で計算してみます。
100,000通貨×10ロット×23pips×0.01円=230,000円
次は、保有ロット0.01ロットで、値幅が1,000pips動いた場合の計算をしてみます。
100,000通貨×0.01ロット×1,000pips×0.01円=100,000円
ドル円の損益計算の考え方
ここまで具体的な条件と計算式を用いて損益を確認してきましたが、冒頭でも触れたとおり、ドル円の損益計算は1pipsあたりの金額を理解していれば、暗算でも十分に対応できます。
| 取引数量 | 1pipsの損益 |
|---|---|
| 100通貨 | 1円 |
| 1,000通貨 | 10円 |
| 10,000通貨 | 100円 |
| 100,000通貨 | 1,000円 |
例えば、海外FX(100,000通貨)で、150.123→150.158で決済した場合は、値幅が35pipsとなるため、
1,000円×35pips=35,000円
と、一瞬で損益を計算できます。
1ロット以外の場合でも、1pipsあたりの損益にロット数を掛けるだけで計算可能です。
2,000円(2ロットの場合)×35pips=70,000円
なお、1.43ロットや23.12ロットのように端数のあるロット数では暗算が難しくなるため、その場合は計算式に当てはめて確認するとよいでしょう。
